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宇宙少女の夢かなった 「銀河鉄道」あこがれ胸に、山崎さん出発(産経新聞)

 宇宙飛行士候補に選ばれて11年。米スペースシャトルに搭乗し5日、宇宙へ向かった山崎直子さん(39)は、少女時代から遊びも勉強も熱心だった。日本初のママさん飛行士として仕事と子育ての両立に悩みながら、強い意志と情熱で壁を乗り越え、あこがれの夢舞台へ飛び立った。母校や故郷では宇宙への旅立ちの瞬間、大きな歓声が沸き起こった。

 小学生のころから星や宇宙が大好きで、松本零士さんのアニメ「銀河鉄道999」「宇宙戦艦ヤマト」に胸を躍らせた。母校のお茶の水女子大付属高校のホームページや友人らによると、宇宙はディズニーランドの未来エリアから行けると思っていたそうだ。

 特技は琴の演奏。宇宙でもミニチュアの琴を弾く。音楽はロック系も好きだという。人気バンド「REBECCA」の「フレンズ」は、カラオケの十八番だ。

 勉強は何でもできたが、理数系はずば抜けていた。飛行士を目指す前は、学校の先生になるのが夢。東京大学で航空宇宙工学を学びながら、数学の教員免許も取得した。

 新しいことに積極的に挑戦し、誰とでも仲良くなれる明るい人柄。大学1年のとき、受験雑誌に掲載されたエッセーには「未知との対話も未知との出会いも、みんな大好き」と書いた。

 しっかり者だが、考え事をしながら歩く癖があり、高校時代はよく道に迷った。米国留学中は旅先で所持金を全部すられたりと、「ちょっと“天然系”」(親しい友人)な一面もあったようだ。

 平成12年に結婚。夫の大地(たいち)さん(37)とのなれそめも「宇宙」だったようだ。民間企業に勤めながら、大地さんは国際宇宙ステーション(ISS)の管制員を目指していた。

 14年に長女の優希ちゃん(7)を出産。大地さんが「専業主夫」になって育児を支えたが、「ここまで来られたのは、『宇宙に行きたい』という本人の強い意志が一番大きい」と関係者は口をそろえる。

 高校の同期生で上智大准教授の矢入郁子さん(39)は「子供ができたことで、もっと強くなった。夢をかなえられて本当にうれしい。宇宙を楽しんで」とエールを送る。

 山崎さん夫妻はまだ結婚式を挙げていない。「初飛行の後で」という山崎さんの意向からだ。「そのとき」も近づいた。

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